こんにちは、スポーツ障害と戦うホリエモンこと堀江龍太郎です(^▽^)/
今回は烏口が関係した症例になります。
烏口ってなんぞや??
まず烏は「とり」ではなく「からす」と読みます。
鳥によく似てますが、線が一本足りませんよね??
http://www.kanken.or.jp/kanken/trivia/category01/161002.html
※漢字検定のホームページから転機
ということだそうです。
口は「口:くち」ですので、烏の口ということになります。
読み方は「 カラスくち 」何ですが、カラスくちを検索すると製図用の特殊なペン先がヒットしました。
残念ながら今回の読み方はカラスくちではなく「 うこう 」と言います。
医療従事者が烏口と聞くと思い浮かぶのが烏口突起!ではないでしょうか
これです↓
http://www.i-l-fitness-jp.com/comment/a/u-coracoid-process.html
くちばしっぽくないですか?
というか何の画像やねんと言われちゃいますよね(;^_^A
これは肩甲骨を横から見た絵になります
今回の症例は慢性的な肩の痛みにこの烏口突起が関係していた一例です。
(やっと本題かよ(# ゚Д゚) )
当店に数か月前から通っていてる方で、テニスをしていますが当初はテニスにも支障があるということで治療を行っていたのですが、不意にやってくる何でもない動作や寝ているとに起こる痛みだけがなかなか改善してくれませんでした。←自分が未熟者だからです( ;∀;)
痛みが出ている場所は肩の前側で
自分が患者さんの腕を動かしたときに痛みを訴えますが
患者さん自身が動かしてもたいして痛くないんです
うーんうーん
肩峰下インピンジメントでもないし
二頭筋長頭炎でも石灰製沈着炎でも五十肩でもないし
インナーマッスルのトレーニングは効果あるけど長続きしないし
ただ、一つ気になっていたことがあって
それは肩甲上腕リズム
なんじゃいなって
簡単に言うと腕を横から真上に挙げたときに肩甲骨と腕がきれいに動くかどうかなんです。
この方は肩甲上腕リズム以外の肩ち肩甲骨の機能はプロ野球選手並みなのにどうして筋肉の再教育をしてもまた元に戻るもか???でした
そこでもう一度問診と触診をして推理もして
『 もしかして!!これは 烏口突起についている筋肉が引っかかってるんじゃないか 』となり
烏口突起に着く烏口腕筋と上腕二頭筋短頭を烏口突起周辺からリリースしました。
すると痛みが改善!
そこでさらに細かくリリースすると
あんなに手こずった肩甲上腕リズムも完璧になったじゃないですか
しかも他動で!
とにかく
カラスのおかげで
いい症例となりました(^▽^)/