医者の言う原因不明腰痛!非特異的腰痛の嘘とは

非特異的腰痛の嘘とは

 

目次

  • 非特異的腰痛とは?
  • 非特異的腰痛の嘘と現状
  • 非特異的腰痛の治療

 

みなさん非特異的腰痛って知ってますか?

今回は非特異的腰痛の最新の話を、お伝えしたいと思います。

 

・非特異的腰痛とは?

非特異的腰痛とは、原因が特定できない腰痛のことを言い、腰痛を伴う腰椎疾
患の85%を占めると一版的に言われています。

「ちょっとまってよ!痛くてつらくて大変なのに85%もよくわからないって困るんですけどお医者さん!!」

ってのが腰痛持ちからの意見ですが、本当に85%も原因不明なのでしょうか?

ってことで、いきなりで問題です

Q:現在、日本の非特異的腰痛(原因不明の腰痛)は何%でしょう?

A:85%

B:10~20%

C:10%以下

D:ほぼ0%

さ~わかるでしょうか(^o^)

 

 

 

その答えは・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は全て正解なんです

って言われても

???ってなりますよね

 

全部正解って何ですのってことで説明します

 

・非特異的腰痛の嘘と現状

 

どういう事かと云いますと

Aの答え[85%]は、一般的な家庭医や整形外科のレベルで原因不明と判断されるパーセント

Bの答え[10~20%]は、脊椎整形外科医のレベルで原因不明と判断されるパーセント

Cの答え[10%以下]はスポーツ選手を診れる脊椎整形外科医のレベルで原因不明と判断されるパーセント

Dの答え[ほぼ0%]は脊椎専門整形外科医+トップレベルのトレーナー(PTや柔道整復師などの徒手療法家)で原因不明と判断されるパーセント

 

なぜこのようなことになったか
先ずは非特異的腰痛の歴史から話したいと思います

非特異的腰痛は、もともとアメリカの家庭医が自身のクリニックでは改善が見込めないものが15%で残りの85%は家庭医でも改善できるという意味合いで唱えた論文からでした。

なぜかこの論文の85%という数字だけが一人歩きしてしまい、専門化でも85%の腰痛を原因不明と言っておけばその場を誤魔化せるようになってしまいました。

その結果、多くの整形外科医が85%の数字に翻弄され非特異的腰痛を乱用することで、いわゆる[腰痛難民]を作り上げてしまったと言ってもおかしくありません。

一般の方が[A]の施設に行った場合は、「骨に異常はありません」と言われ電気をあて湿布を出され何もしてくれないと落胆し、整体院などの民間医療に行きたまたま改善したりしますが、多くは腰痛難民へとなっていきます。

腰痛があってもなんとか生活できる方はいいですが、トップアスリート等はそんな訳にはいきません!

 

「非特異的腰痛という診断で練習できないとか試合に出れないということでは困ります」と言ったのが、ハンマ-投げで有名な室伏由佳さんでした。

室伏さんもはじめはそんな[A]のような施設に行ったりしていましたが、繰り返すうちにどうせ行っても良うならないから行かなくてもいいやととなってしまったと言っていました。

確かにそういったことを経験すると治療に行かなくなってもおかしくないです。

そんな状態だった室伏さんですが、どうしてもオリンピックに間に合わせたいと言う願いから徳島大学の脊椎整形外科医である西良先生に診察してもらうことになり、非特異的腰痛と言われていたものが腰椎の骨に骨棘というトゲのような骨ができる器質的疾患(からだの組織である筋肉群や骨格などが既に変形あるいは破壊されてしまっている状態)があることがわかりました。

このことがキッカケになり非特異的腰痛を明瞭にする運動が広まり始めました(と思っています)。

腰痛の原因をレントゲンやMRIなどの映像検査で器質的な問題を診るだけではなく、猫背や骨盤の歪みを対象とした身体の機能的な問題を診ることで、鑑別の精度は毎年高くなってきており、脊椎整形外科医の世界では80%は器質的疾患として特異的腰痛(原因のある腰痛)と分類されています。

また、その診断に基づきトップレベルのトレーナー(PTや柔道整復師などの徒手療法家)

が検査を行うと機能的な問題が発見され、ほぼ100%の腰痛の原因がわかります。

もちろんトレーナーのレベルにかなりの差があるのも事実です。

もしも、低レベルのトレーナーに出会ってしまったら治るものも治りません。

まあこれは、整形外科医でも同じですけどね。

 

・非特異的腰痛の治療

「脊椎専門整形外科医+トップレベルのトレーナーって言われて、どこに治療にいけばいいんですか!」って声が僕には聞こえてきます。

一般に第一選択と考える一般整形外科ですよね。

でも「ちょっと待った~」と声を大にして言います。

なぜって、勿論85%の非特異的腰痛と診断されてしまうからです。

おしっこが出なかったり、体重が急激に減ってきたり、心臓に痛みがあったり寝てられないような腰痛でない限り一般の整形に言っても相手にされません。

だって死にませんからって言うと言い過ぎですが、ぎっくり腰で動けなくてもそのうち良くなるとか言われて診察終了しリハビリしてくださいって感じですよね。

リハビリの先生がたまたますごい先生で機能的な問題をズバッと解決して切れるならいいですが、誰に当たるかわからない整形外科のリハビリでは奇跡としか言えません。

これは、整形外科やリハビリの先生が駄目だと言っているのではなくしっかりと見極める必要があるということです。

 

慢性でも急性でも自分がオススメするのは【運動】です。

運動と言っても激しいものではなく、ヨガやピラティスやストレッチと言った軽めの運動をすることで身体がほぐれると自然と改善に向かっていきます。

しかーし、当たり前ですが、腰痛に関する器質的な問題や身体の機能的な問題はこれだけでは改善しませんので治療に行く必要があります。

もちろん【運動】を軸に考えて評価や診療を行っている当店のような整骨院や整体院に行き身体機能の問題を改善してみて下さい。

それでも、痛みが残るようなら脊椎外科のある整形外科の門を叩きましょう。

 

 

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