トータル エクスターナル ローテーションとは、投球動作による外旋運動の評価で、肩や肘単体ではなく全身を使って外旋運動ができているかの評価法で、プロ野球選手が多く来院する『医療法人MSMCみどりクリニック』の瀬戸口先生が使い始めた言葉のようです。
全身とは、投球動作時に足部-下肢-骨盤-胸郭-肩-肘-腕をまでをしならせフルに使っているかどうかになり、全身を上手くしならなければ応力の集中するどこかに傷害が起きてしまいます。
これは、baseball playerの肘の問題を考えるうえで絶対に外せないPointで、多くの有能な選手が肘を壊してしまう原因だと考えられます。
実際に、小児野球肘や肘関節内側側副靭帯損傷発生のメカニカルストレスは肘が通常より多く外旋しなければいけないことにより増加してしまいます