こんにちは
今日は、サッカー少年に見つかった硬いしこりについてお話します
先ず、その正体は「外骨腫」と言われる良性の腫瘍でした
サッカー少年は、コンディショニング等で利用されていますが、コンディショニングは調子の悪い左足だけではなく
身体全体を評価して行っています
そして、右足の膝あたりを触診した時に、膝の上あたりに硬いしこりのような物を感じました。
もちろん、場所的に骨ではありませんし筋肉が硬くなったようなものでもなく
私自身初めての感覚でした。
一緒に来ていた、母親にも触ってもらい確認してもらいました
しこりは硬くて形がはっきりしており押すと少し痛みがある程度で
病理学でいう悪性腫瘍の条件には該当していないようでしたが
私自身では判断できないので整形外科等の画像診断をするようにお伝えしコンディショニングを整えて
その日の施術は終了しました
後日、その方からメールで連絡があり
毎日楽しくサッカーをしており、整形外科で画像を撮ると外骨腫が見つかり、良性の腫瘍で治療の必要がないものだということでした
ここから私の話になるのですが
専門学校時代の恩師である函館の五稜郭整骨院院長・佐藤 義裕先生に教えて頂いた
柔道整復師しての大切なことは
「自分の業務範囲を理解すること」
常にこの言葉を大切にして
判らないものはわかりませんと、業務の範囲外なら私にはできませんと伝えて
その症状に合う医療機関や先生をお勧めし
顧客にとって一番いいと思う選択肢を提供しております
外骨腫とは
骨軟骨腫はこんな病気
別名、「外骨腫」とも呼ばれていて、骨腫瘍のなかで最も多い良性腫瘍です。本来と異なる部位に正常骨髄と連続した骨・軟骨が形成され、通常の骨の成長と共に角のように大きくなったもので、成長期の疾患です。単発性と多発性に分けられます。
治療に関しては、基本的に良性病変のため、特に症状がなければ経過観察のみで、疼痛や見た目の問題があれば切除します。しかし、多発性の場合(図1)、切除してもまた出て来たり、2本の骨で構成される前腕骨では、その片方が骨軟骨腫の発生により本来の成長軟骨が障害を受け(尺骨頭部の成長障害: 手関節部)、前腕が彎曲(わんきょく)したり、橈骨頭(前腕骨のもう片方の骨の肘関節部)が脱臼するなど、いろいろな問題が起き、仮骨延長術などの処置が必要になることもあります。
またまれな病態として、本来の骨成長が止まっているはずの、30代以降で増大する骨軟骨腫は要注意であり、悪性転化の可能性があります(二次性軟骨肉腫)。その頻度は、多発性の数%、単発性では極めてまれと言われています。
図1: 骨軟骨腫
こちらのサイトより転記しております。https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/osteochondroma/
当店の施術の流れをご説明します
STEP 1 しっかりとお話をうかがいます
トラブルの状態や解決したい悩み、今後の目標などをうかがいます。
お話をうかがうことで、トラブルの原因を90%以上を知ることができますので、
一番大事なSTEPとなります
STEP 2 痛みの程度や体の機能を評価します
うかがったお話から、整形外科でも行うケガの検査と身体機能評価を行い、
痛みの出ている場所だけではなく全身を調べることで痛みの原因を探し出します。
脚の痛みの原因が遠く離れた上半身から起こっていることも少なくありません
STEP 3 解剖アプリを使用して症状と原因の説明
IPadアプリで人体の解剖図を示しながら、トラブルの状況や原因となる身体機能の低下等をご説明します。
この時、当日の施術プランもお伝えいたします
また、精密検査を行う必要が少しでもあれば、専門書等でお伝えしたり、専門性の高い病院の紹介をしております。
STEP 4 納得いただき、施術開始いたします
ご納得いただけた場合は、施術を開始となり、ご説明した施術プランに沿って施術を行います。
また、随時変化するクライアントの症状に合わせ、施術やトレーニングをおりまぜながら改善させていきます