こんにちは
巷で流行っている体幹トレーニングですが
そもそも
必要なトレーニングなんでしょうか??
そこで、「NAVERまとめ」の記事から考察してみましょう
最初に、体幹トレーニングブームのきっかけとなった『長友佑都さんの体幹トレーニング』のまとめ
次に、体幹トレーニング不要のまとめ
を紹介しますね
体幹トレーニング必要?
サッカー日本代表で活躍する長友選手が実践している「体幹トレーニング」
隆々とした選手がそろうセリエAのピッチで弾丸のように駆け上がっていく長友佑都
身長170センチとサッカー選手の中では小柄な彼が、欧州の屈強な選手と互角に渡り合える理由はそこにある
・体幹とは
“体の幹”と書くように、すべての動きを支えるのが体幹です
体幹には肩から腹部、腰から太ももに繋がる筋肉が通っており、背中側の筋肉も体幹に含まれています
また、筋肉だけでなく、背骨や肋骨、肩甲骨などの骨も体幹の一部です。
手足の動きを生みだす元になっているのが、体幹の力強い動き
体幹の部分は力を出すための軸になるので、これがブレるとどんなスポーツでも能力が大きく低下してしまう
・体幹は鍛えられる
どの部分?をどう鍛えるの?とイマイチ分かりずらいのが、正直なところ
「体幹を鍛える」とは、この体幹内にあって人体の骨格を形成している「骨盤・背骨・肩甲骨」がぐらつかないよう支えている深層筋(インナーマッスル)を鍛えることを言います
深層筋(インナーマッスル)は、身体の深層部、骨格や内臓に最も近い位置にある筋肉で、主として、骨格や関節、内臓などが正しいポジョションを保てるよう支える役割を担います。
体幹は、なかなか鍛えることが難しい筋肉ですが、実はコツをつかめば初心者にも意外と簡単
・体幹を鍛えるメリット
常に身体を安定した状態に保つことができる
姿勢が矯正され怪我予防につながる
体幹を鍛えれば、自分の筋力で骨をベストポジションに戻すことができますから、腰痛や肩こりの改善につながります
太い筋肉が鍛えられるので、基礎代謝が上がります
腸を中心に内臓も活発に!!下半身の血流も良くなります
・ダイエットにも効果的です
どうしてもスポーツ選手や筋力をアップさせるというイメージが強いのですが、実は体幹アップ・体幹運動はダイエットにも有効
骨盤が曲がっていると姿勢が悪くなり、その結果、お腹に脂肪がついたり、内臓が下に押し出されてポッコリお腹になります
大腰筋を鍛えることで、骨盤が正しい角度に保たれるようになるため、ポッコリお腹が解消されます。
体感トレーニングは代謝を高くして痩せやすい体になるので、リバウンド防止のためにもおススメ
体幹トレーニング不要?
体幹とか、インナーマッスルという呼び名やこだわりは日本のガラパゴス的な用語や感覚です。
「体幹トレーニングでインナーマッスルを鍛えましょう」なんていうのは、そもそもアウターマッスルのワークアウトを紹介して、「インナーマッスル」って言ってますからね。腸腰筋をインナーマッスルと言ってる人がいるけれど、完全にアウターマッスルですから。
体幹やインナーマッスルについてはウソばかり言ってる人が多いですね。
■体幹トレーニングはいらない
多くの日本人の方がダラしない腹回りになってしまう原因は、糖質の過剰な摂取と体重バランスの悪さ
これが、原因です。
体幹トレーニングやインナーマッスルトレーニングなどという日本人特有のおかしなトレーニングでは改善しません。
欧米の科学者やサッカー選手のC・ロナウド選手等も、「アウターマッスルを鍛えれば、体幹トレーニングとかインナーマッスルはいらない」と言っています。
足のパワーと上半身のパワーがあって、それを繋ぐのが体幹部だから、確かに重要なんですけど、元々足のパワーも上半身のパワーもない人が体幹部だけ鍛えたところで、何の役にも立たないわけですよ。ですから体幹部を鍛えても全く無意味なんです。
■じゃあ、どうすればいいの?
日本人が体幹と呼んでいる部位は、体重バランスをしっかり取って強度の高いワークアウトをすれば自然に鍛えられます。
体幹部は普通にワークアウトしていれば自然に鍛えられるので、特に体幹部だけをワークアウトしても意味がないんですよ。
特別に「体幹部、体幹部」と意識しなくてもいいんです。お尻や背中の筋肉を鍛えるのに、体幹を使わないで鍛える方法は存在しませんから。
上半身も下半身もトレーニングできっちり筋肉がついているのに、あまりにも体幹部が弱くて、例えばバッティングやパンチやキックがうまくいかない場合は、体幹部のワークアウトを取り入れる必要があるかもしれないですけど、大体の場合は、上半身と下半身を鍛える時にバーベルを担いだりして体幹部を使っているわけですから、丁度いいバランスでついていくものなんですよ。
普通に全身のワークアウトをして、もしそれで何らかのスポーツをやってて体幹部が原因でパワーが出ないのであれば、体幹部を強くするようなアウターマッスルを鍛える。普通のウエイトトレーニングを取り入れればいいだけであって、順番が全く逆なんですよ。
パワーの無い人が体幹ワークアウトだけやって、しかもインナーマッスルというデタラメな名前をつけてアウターマッスルの体幹部を鍛えて、それで痩せると言ってる人がいますが、そもそも話が全然違います。上半身と下半身を連動させる部分が体幹部ですから、両方にパワーがあってそれに見合うパワーが体幹部に無かったら、もう少し鍛えましょうっていうことなんですよ。
■体幹だけ鍛えたらどうなる?
例えば車でいったら、エンジンに全くパワーがなくて、タイヤがツルツルで、シャフトだけ強いって感じですよね。回転の軸になるシャフトだけがやたら強くて、タイヤつるつるで細くて、エンジンにもパワーが無い状態で、早く走れますか?
エンジンのパワーがあって、タイヤが太くてグリップ性があって、そこで初めてシャフトの強さに意味があるわけじゃないですか。シャフトだけが強くて太い、そういう体を作ろうとしているのが体幹トレーニングなんです。
体幹部だけ鍛えてたら、寸胴になってどんどんスタイルが悪くなります。お腹周りだけガッシリして手足が細いって最悪ですからね。肩幅が狭くて、背中が薄くて、腕も足も細くて、お尻が扁平で胴体だけやたらギッシリ筋肉がついていたら、全然かっこいい体形じゃないですよね。
素直にかっこいい体になるためには、ちゃんとしたアウターマッスルのワークアウトをしましょうということですね。
■参考動画
■関連サイト
「コア」とは背骨を支える筋肉群の事で、腹筋すべて、3層の腹斜筋、後方脊椎筋群、骨盤底筋群、股関節屈筋群、さらには横隔膜、肋間筋によって構成されています。「コアの安定」に特化してトレーニングするという考え方は理に適ったものではありません。
インナーマッスル理論はもう古い!? ワークアウトは必要なし!? 鍛えないでも良いの!?
腸腰筋や小胸筋などはインナーマッスルではないらしい。
実は体幹には2つの使い方がある
二つのまとめを読んでみると
体幹トレーニングって不必要なのでは??
って思うところですが
本質的なところのお話が抜けているような気がします
何かというと
体幹っていつ使うの??ってことです
体幹には二つの使い方があります
何かというと
北島さんがお話していたように力をつなぐジョイントのよう使い方ですね
もう一つは
体当たりを受け止めるような衝撃に耐えるための使い方です
また、欧米では体幹トレーニングやってないと言ってますが
FIFAが提唱している『11+』http://www.jfa.jp/football_family/medical/11plus.html
ってのがあります
そうです!体幹トレーニングしてます
まあ
してるんですけど
もともと11+はケガの予防のために考案されましたが、ケガの発生率は変わらないですし、筋肉をサーモグラフィなどで計測してみると
11+を行っている時に使っている筋肉は太ももや腕の筋肉で体幹部にはほとんど効いていません
これは、金沢大学整形外科の加藤仁志先生の研究で発表されています
http://www.daiwa-grp.jp/dsh/results/42/pdf/18.pdf
そもそも体幹トレーニングが体幹に効いていなければ
体幹トレーニングではないように思います
当店でも11+のようなトレーニングをしてから全身の協調性が悪くなりケガをして治療に来る選手がたくさんいます
科学的なインナーマッスルトレーニングとは
もう体幹トレーニングなんてしません!不必要!と憤慨する気持ちは起こっていませんか?
日本では必要であると考えて結果を出している整形外科がいます
早稲田大学の金岡恒治教授です
ロンドンオリンピックの競泳でメダルの動力源になったトレーニング本もあります
まとめ
- よく見る体幹トレーニングはアウターマッスルのトレーニング
- しかも体幹には効いていない
- そもそも体幹をいつ使うか理解していないので何となくトレーニングしている
- 日本には科学的に体幹トレーニングを研究している人がいて根拠ある結果を出している
ということで
体幹トレーニングが必要か不要かということよりも
今しているトレーニングには根拠があるのか
理解してトレーニングしているのかってことが大切ではないでしょうか