タクティールケア講習会に行ってきました

7/29・30で認知症のケアに効果がある

タクティールケア講習会に参加してきました。

最初に
タクティールケアとは

タクティールとは、ラテン語の「タクティリス(Taktilis)」に由来する言葉で、「触れる」という意味があります。その意味が示すように、手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れるのがタクティールケアです。このケアは、私たち自身の手の持つ力を再認識させてくれます。

効果・研究

タクティール®ケアがもたらしてくれるもの

タクティール®ケアは心地よさや安心感、痛みの軽減をもたらしてくれます。その根拠と考えられているのが、オキシトシンホルモンの分泌と痛みをやわらげるゲートコントロールです。

オキシトシンとは脳の視床下部で産生されるホルモンです。出産・授乳に関与していることはよく知られていますが、最近の研究では、不安やストレスの軽減にも大きくかかわっていることが明らかになっています。タクティール®ケアで肌に触れるとき、皮膚にある触覚が刺激され,脳の視床下部から血液中にオキシトシンが分泌されます。そのオキシトシンが体内に広がることによって、不安やストレスが和らげられるのです。

ゲートコントロールとは、触覚や圧覚が痛覚を抑制するメカニズムに関する学説です。脊髄には、痛みを脳に伝えるゲートがあります。ゲートが開いていれば、痛みを脳に伝え、痛みを感じます。反対に閉じていれば、痛みを脳に伝えることはできません。タクティール®ケアによって心地よさや安心感が生まれるので痛みのゲートが閉じられることにより、痛みが軽くなったように感じるのです。

タクティール®ケアを受けた人にみられるもの

まず、穏やかな気持ちを体感できます。また、身体が温まる、心地よい睡眠や深い呼吸ができるようになる、腸の蠕動運動が活発になるなどが挙げられます。認知症の方へタクティール®ケアを継続的に行うと、自分自身の身体の認識や自己意識の向上、身体的・精神的な症状を和らげることがあります。もっともすべての認知症の方に適用できるかというとそうではありません。望まない方に対しては行わないというのも、タクティール®ケアの大切なルールです。

タクティール®ケアを行う人にみられるもの

オキシトシンホルモンは、触れられた人にだけ分泌されるものではなく、触れている人にも分泌されます。タクティール®ケアは触れている施術者も心地よさと安心を感じることができるのです。

タクティール®ケアを介護現場に取り入れている方の体験談

「利用者が穏やかな表情になり、その時間を共有することで、自分自身の気持ちも穏やになり感謝の気持ちでいっぱいになります。」
「心と心の交流ができたことを実感しています。そして自分自身も癒されることを体感しています。」
「受け手の反応で、自分自身が癒されます。本当に嬉しくて、涙が出てしまいそうになる時があります。」
「不安な気持ちや表情が、ケア中に少しずつ和らいでいくのがわかると同時に、自分の気持ちもとても穏やかになっています。手のひらの暖かさがこんなにも素晴らしいと思いませんでした。自分が優しい気持ちになりました。」
「利用者と施術者がともに穏やかな共通の時間が得られました。相手の方の安心感はもとより、自分自身のケアに対する気づきが大きいと感じました。」
「入居者と自分が共に時間を過ごすことで、信頼性、親密性が高まりました。タクティール®ケアによって、触れられた人だけでなく、触れている人にも穏やかさと安心が得られます。タクティール®ケアはGive-and-take(ギブ─アンド─テイク)のケアではないでしょうか。」
タクティール®ケアの広がり

タクティール®ケアは治療を目的とした医療行為ではないため、タクティール®ケアを行う人にもタクティール®ケアを受ける人にも限定はありません。親子のスキンシップとして、介護中のご家族、保健・医療・福祉の中でもそれぞれの専門性を活かし活用されています。タクティール®ケアには大きな可能性があります。それを行う人の気持ちが直接伝わるケアだからです。

保育園では保育士が園児に、医療機関では小児から成人を対象に、リハビリ、緩和ケア、在宅ケアなどで理学療法士、作業療法士、看護師が心身の痛みや不安の軽減に、介護施設では介護士が認知症の人の様々な症状の緩和に様々な広がりをみせています。

日本スウェーデン福祉研究所のHPより抜粋

 

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