それは、ひざの筋力と股関節の筋力が正常に発揮されることです。
ポイントは、正常にってところ!
過去blogでも紹介しましたが、運動障害のステージ分類
身体の機能的が低下することがオスグッド病のような怪我が始まるきっかけになりますよってことで、身体機能をチェックすることが大事なんですが・・・
基本的なそこんところを落としてしまうと治療しても再発を繰り返してしまいます。
なんせ上の図のⅠ→Ⅴになって→療して→痛みが収まって→練習して→また機能低下して→Ⅴになるを繰り返しますからね(T_T)
それではまず最初にオスグッド病が完治するために必要な4つの事を紹介します。
「オスグッドが完治した状態」とは?
オスグッドが「完治した状態」とは、
- 走っても痛みが出ない
- ひざの骨の出っぱりを押しても痛くない
- 全力で走っても痛みが出そうな怖さがない
- 次の日も痛みがない
これだけできたら機能的な問題も解決しているので完治だと考えていいですが、再び身体機能が低下すると違う怪我をおこすことはになます。
色々な治療をしてもオスグッドの痛みが改善しなかったとなら「オスグッドの痛みを引き起こしている原因を改善できていない」事が考えられます。あなたが悪いわけではありません。
例えれば、雨漏りする家は、雨漏りが結果的に起こってますけど、起こす原因は家の欠陥になりますので家の欠陥を直さなければ雨が降ると雨漏りを起こします。
なのでオスグッドは結果で、原因は他にあるということです。
1:お医者さんも教えてくれなかったオスグッドの正しい原因を知る
オスグッドが起きる原因は「太ももの前の筋肉」の硬さ
オスグッドの原因は「太ももの前の筋肉が硬くなった」からです。
『そんなこと知ってます!怒』
って怒られるかもしれませんが、とりあえずすすませてください。
太ももの前の筋肉はオスグッドになり、ボコっと飛び出してしまった膝下の骨に付いています。
太ももの前の筋肉が異常に硬くなってしまったことで下の図のようにこの膝下の骨をグイグイと引っ張ります。
その引っ張りに耐え切れなくなった骨がボコッと出てしまうのです。特にまだ骨が柔らかい成長期の子供の骨はボコッと出やすいため「成長痛」と診断され、「成長が止まるまで痛みと上手く付き合っていくしか無いよ」と言われる事が多いのです。
出典:http://www.heartful-health.or.jp/shimadahp/manabu/images/osgood_1.gif
オスグッド痛みを改善させるためには「太ももの前の筋肉の引っ張りをなくす」ことが大切なのです。そのため、膝の痛い部分に電気やシップを貼っていてもこの原因の筋肉が引っ張り続ける限りオスグッドは治りません。
では、太ももの前の筋肉が固くなる原因は何でしょう??
原因の原因はなんですか?ってことです。
答えられますか( ´∀`)
そうです『膝と股関節の筋力が正常に発揮されないから』です。
はじめに書いてますもんね。
続きは後ほどお話します
2:結果が出ていない自己流治療をすぐにやめる
あなたは、いままでどのようなオスグッドの治療をおこなったでしょうか?
もし今、おこなっている治療を何ヶ月も続けているのに治らないのであれば、その治療方法を続けても効果は期待できません。
もしあなたがこれから紹介していく治療方法を試しているのであれば一度やめて見ることが大切です。
アイシング ・テーピング・サポーター ・強い刺激の治療 ・過度なストレッチ等
3:オスグッドに強い治療院で治療をする
オスグッドを最短で完治させるためにはやはり、当店のようなプロに診てもらうことが一番はやいです。
しかし、全国には色々な治療院が多く正直、どこに通えばいいのかわからないと思います。
自分の住んでいる近くの治療院のホームページ見て確認してください。
4:練習をしても痛みが出てこなくても続けてケアをする
膝の骨を押しても、全力で走っても痛くない。怖さもなくなった。ここまで来たら完治になります。ただしケアは続けてください。
オスグッドは、突然痛みが起きたわけではなく、毎日のケアをしていなかった事も大きく関係しています。
だからこそ、オスグッドになった経験を活かしてこれからもケアをしてください。
治療やケアに通うにしても以下のような考え方を持っているところをオススメします
- 強い刺激の治療をしない
- 痛い箇所だけを治療するのではなく、全身を診てくれる
- 再発のことまで考えながら治療をしてくれる
- いちばん大切ところは、痛みだけじゃなく機能をチェックしてくれる
原因の原因『2つのこと』
・やってみよう筋力チェク
※必ず二人でやります
ひざの筋力チェック
① 椅子に座ってもらいひざを直角に曲げた状態から伸ばしてもらいます。
② この時にもう一人が伸ばそうとする側の足首を持ち全力の力で押し返します。
正常なら腕の力に負けることはありません。太もも太いですからね(笑)
股関節の筋力チェック
①横向きに寝てもらい上になっている脚を20度くらいあげます
②もう一人が上から押します(最終的には乗っかる)
正常なら腕の力に負けることはありません。お尻の筋肉大きいですからね(笑)
・正常な筋力発揮って?
しかし、やってみると分かりますが、足に痛みがある人はこれがうまくできません。
これを見た知識不足な治療家は筋力不足と考えて筋力トレーニングを指導しますが、考えてみて下さい。目の前にいるスポーツ選手の筋肉がいきなり減少すると思いますか?
筋力チェックで正常とならないのは筋力不足ではなくて正常な筋力発揮が出来ていないだけです。
なので、本来なら分散することで耐えれるはずのストレスなのに、筋力が発揮できないことでストレスがオスグッド病を悪化させます。
・なぜ股関節が大事なのか
『膝の筋力は、なんとなく分かるけど??』っと思われますが、実は股関節が正常に機能しないと膝を曲げた時に股関節を外に開く筋肉が正常に発揮できずに股関節を内側に閉じて股関節をロックしてしまいます。
股関節をロックすると、股関節で分散するはずだった力がオスグッドをズババババババーーーーーン総応撃します。
えらいことっちゃで、太ももの前の筋肉が使えてないのに負担だけはドンドン増えます。
・どうすれば正常になるの?
①膝のお皿を柔らかくする
膝のお皿の柔らかくすると太ももの力が正常に発揮されるようになります
②インナーマッスルを刺激する
股関節のインナーマッスルを刺激するとお尻の筋肉が正常に発揮されるようになります
※股関節のインナーマッスル改善はblog『体幹トレーニングをしてはいけない理由』を参考にして下さい
痛みが強い時などを除いて通常であれば、どちらも一回で正常に戻ります。
自分一人では難しいと思いますので、当店に来るか最寄りのオスグッドに強い治療院に①と②が出来るか聞いてみてくだい。
ちなみに当店では、練習を100%で出来る様になる治療回数は平均3回と言ったところです。