初めての野球肘
今回は、小学高学年の男の子の症例です。
ひじを痛めたことはなく、急に痛みが出たので気になって早めに見てほしいということでした。
実際に見てみると、痛みが出ていたのは内外側ではなく肘頭付近でした。
肘頭って?
一般的にはフォロースルーでいたくなるところですが
その子は、前期~後期コッキング期に痛みが出ているそうです
さわって確認しても同じ肘頭に痛みがありました
可動域を検査すると
痛めている右肘の外反角が増大し、肘の伸展制限と屈曲制限もあります
肘の外反増加が起こることで、関節の整合性が崩れると
かみ合わせが悪くなり伸展制限と屈曲制限が起こります
何故?外反角の増加
最大の理由はコッキング時の肘下がりです
本人は気づいていませんでいたが、シャドウでの下半身のブレや上半身の硬さ等の肘以外からの原因であることを伝えると、コーチや監督に指摘される個所と一致していることに驚いていました
また、外反角を減少させれば症状は改善することも伝えると、付き添いの母親も安堵していました
変形した肘が元に戻る??
ですが、どうやって変形した関節がもとにもどるのでしょうか?
実は、関節変形の多くは、関節が少しずれることで起こっていきます。
なので関節のズレを修正するような施術と運動指導をしてあげればOK
もちろん、その野球少年の肘も修正していったので
ほぼ100%のシャドウピッチングが出来るようになっています
当店の施術の流れをご説明します
STEP 1 しっかりとお話をうかがいます
トラブルの状態や解決したい悩み、今後の目標などをうかがいます。
お話をうかがうことで、トラブルの原因を90%以上を知ることができますので、
一番大事なSTEPとなります
STEP 2 痛みの程度や体の機能を評価します
うかがったお話から、整形外科でも行うケガの検査と身体機能評価を行い、
痛みの出ている場所だけではなく全身を調べることで痛みの原因を探し出します。
脚の痛みの原因が遠く離れた上半身から起こっていることも少なくありません
STEP 3 解剖アプリを使用して症状と原因の説明
IPadアプリで人体の解剖図を示しながら、トラブルの状況や原因となる身体機能の低下等をご説明します。
この時、当日の施術プランもお伝えいたします
また、精密検査を行う必要が少しでもあれば、専門書等でお伝えしたり、専門性の高い病院の紹介をしております。
STEP 4 納得いただき、施術開始いたします
ご納得いただけた場合は、施術を開始となり、ご説明した施術プランに沿って施術を行います。
また、随時変化するクライアントの症状に合わせ、施術やトレーニングをおりまぜながら改善させていきます